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DOJO WIZ BLOG

体が地面に着きそうなぐらい倒した「カービングターン」がしたい!

1/1/2017

5 Comments

 
Picture
Q.  

少し前にキッカーで蹴らないで回すやり方を教えてもらったものですが、まだキッカーも小さいのしかなく、今はカービングの練習をしてます。ハンマーヘッドなどに乗ってる人は板もかなり立ち、体が地面に着きそうなぐらい倒して滑ったりしてますが、自分はなかなかそこまで出来ません。バリバリのカービングのやり方、コツとかはないですか?



A.

最近は芸術的なカービングターンが脚光を浴びていますね。
私もああいう動画を見るのは大好きですし、たまに自分でも練習しています。

ではカービングの理屈を先に考えてみましょう。
「コツ」を知る前に、まずは根本にあるメカニズムを理解すると自分で「コツ」の理由を理解しながら自分のライディングも微調整できるようになります。

カービングターンにチャレンジするとき、板がズレたり、体を倒し過ぎてバランスを崩すということはよくありますね。
これは板を寝かせた時に生じる外力と、板の上でのバランスがズレていることで起こっています。

更に理解すべきことは、スピード、ターンのサイズ、斜面角度、体重、板の性能です。
これらは外力と板の上でのバランスに個人差を加える要素です。
「コツ」を知っても同じようにできない場合は、これらの”個人的”&”環境的”要素の違いを考えないといけないでしょう。

次にトーサイドとヒールサイドでのバランスの違いも重要です。
人間の身体的構造の影響でこの違いは非常に大きいです。
人間は目がついている方向に進むため、前方に動くときにより筋肉を有効に使え、そのために前方へのバランスには強いです。
しかし後方に動くことにおいては非常に弱いです。
そのように筋肉や関節の向きが構成されていないからです。
そのため私たちにとって背中側に倒れることは非常に不自然なのです。

ターンで考えれば、トーサイドターンではエッジグリップがよく、ヒールサイドでは板がずれやすいというのは、この身体的理由から納得できますね。
トーサイドではバランスがとりやすく、さらに踏みやすいですし、ヒールサイドではバランスが難しく、さらに踏みにくいですよね。

ではここからいかにして外力と体のバランスを調整するか考えてみます。

まず、板や体の状態がどうあれライディング中のトータルバランスのいい人は、見た目に関係なく結果的にカービングターンを成立させてしまいます。
こういう本能的に強いものを持った人のライディングを観察して学ぶことも多いですが、真似のできるものでないことが多いです。

では一般的なスノーボーダーの方はどうしたらいいのか?


1.頭を重力に対して真っすぐ立てる

頭を真っすぐ立てることで、自分の体のトータルバランスをコントロールしやすくなります。
耳の奥にある三半規管によって目から入る情報を正確に把握します。
頭の上、肩の上に水の入ったコップが乗っていて、それをこぼさぬように滑るイメージです。


2.肩のラインを斜面か重力に対して平行に保つ

平衡感覚を保つことが容易になります。
さらに、肩を平衡にしようとすると上半身が少し重力に対して真っすぐに起きます。
これにより頭がターン弧の内側から外側に移動します。
これは運動力学的に遠心力を高めることになり、板への荷重が強くなるという効果もあります。
板への荷重が増せば、エッジが雪面にグリップする力も増すということになりますね。
特にトーエッジに乗っている時に後ろの肩がターンの内側に倒れやすいので、前の手でヒールエッジに触るイメージで滑ってみましょう。


3.胸、腰が前を向きすぎない

体の構造上、上半身と下半身が捻じれすぎると板の上でのバランスが難しくなります。
できるだけつま先が向いている方向に胸と腰が向くように立ちましょう。
それによってより筋肉も使いやすくなりバランスを保ちながら板も踏みやすくなります。
あごを前肩の上に固定するイメージを持ってみましょう。
やりすぎると首が疲れてしまいますが、その場合は前肩がヒールエッジ上、後ろ肩がトーエッジ上にあるイメージで、両肩がエッジより外にはみ出さないように滑りましょう。


4.できるだけ後ろ足に多く荷重する

頭はセンターに置いたまま、尻を後ろ足の上に置きましょう。
これによってノーズは軽くなり正面からの衝撃を柔らかく吸収しながら、板にかかる圧力を進行方向に逃がします。
さらに後ろ足の下で一点荷重することでより強く雪面とグリップすることになります。
前足バインディングがなく、後ろ足のみバインディングがあるイメージで滑ってみましょう。
後ろ足の上に真っすぐ片足立ちして滑るイメージですね。

実際に前足を外して滑ると危ないのでやらないように。

​
5.ひざは常にトーエッジの上

ヒザがトーエッジ上にあることで尻がより板の中に収まります。
尻が板の中に収まれば、頭も板の上に乗せやすくなり、トー&ヒール側のバランスコントロールが容易になります。
さらに頭と尻が板の上に収まることで、より板を真っすぐ踏みやすいので、より強く板を踏むことが可能になりますね。
少なくとも後ろ足のヒザはトーエッジに固定しましょう。
足首を深く曲げることになります。
ずっとやってると後ろ足の脛筋が辛いはずです。




体を棒状にして地面を擦るように滑る「ビッテリーターン」は外力以上に体を倒すので、少々板の角度は寝かさないといけないでしょう。
板を立てすぎるとエッジがグリップを失う前に自分が内側に転倒するはずです。
「ビッテリーターン」では上半身を思い切り進行方向に捻ることで後ろ足荷重が強くなり、よりエッジグリップが得られますが、それ以上に高いバランス調整能力が必要です。
ただし外力の弱いターン中盤までで体を伸ばすと内側に転倒する可能性は高いので、最初は体を小さくしておきましょう。
外力が強くなるターン中盤から後半にかけて体を伸ばすと良いでしょう。





また以上を試した結果をご報告ください!
5 Comments
城戸
1/5/2017 01:22:22 am

お疲れさまです!
今日言われたことを意識してカービングをしました。まだ言われたこと全てを意識してやれなかったですが、午前中の雪が締まったキレイな状態では結構上手くいきました!昼から雪がシャバシャバになってボコボコしてからは全然出来なくなりました。エッジが食い込みすぎたり、エッジが入らなかったりしました。雪が締まった時と緩んだ時も同じ滑り方でいいでしょうか?

Reply
Snowboard Dojo Wiz
1/7/2017 05:39:11 pm

雪が締まっている時は思い切りプレッシャーを掛けてもエッジがしっかりグリップしてくれます。
しかし雪が緩んでくると、プレッシャーを掛け過ぎればエッジが雪の中にもぐって、むしろエッジのグリップが悪くなります。
こういう雪が緩んだ時はエッジに掛けるプレッシャーを程よく弱くする必要があります。
また雪が緩んでいるときにエッジを強く立てると、当然エッジは抜けるでしょうから、この時はエッジ角度を抑えて、しかしバランスを保ちながらカービングします。
これらの調整は技術ではなく、感覚に鋭くなってトータルバランスを感じながら滑ることでした会得できないスキルです。


また、雪面が不整地状態に近くなることでカービングができなくなるということであれば、まだ足場が弱いと思われます。
足場は主に足首、ひざ、股関節、これら関節によるバランスの微調整によって強化されるものです。
見た目が変でもバランスを保って強いエッジングをする人もいれば、滑る姿勢にクセはないのに簡単にバランスを崩す人もいます。

動画を見ていないので確かなことは言えませんが、城戸さんは整地されたきれいな斜面ではカービングが安定し、雪面が少しでも不整地状態になるとエッジがズレたり噛んだりするようなので、おそらく足場がまだできあがっていない状態ではないかと想像します。
要するにバランスの微調整に課題があるということではないかな?と思います。

バランスの微調整は状況に対応するために素早く反応することが求められます。
今一&

Reply
天野
1/26/2018 10:57:50 pm

上記のコメントの返信を見て気になったのですが、足元が固まってないとは具体的にどうゆうことでしょうか?
質問者様と同じで、ある程度整地されていたら、ターンもできるのですが、荒れているとエッジがひっかかったり、前につんのめったりします。
前足に荷重されてるのも原因なのにとは、自己分析してます。

Reply
SNOWBOARD DOJO WIZ
1/28/2018 05:16:42 pm

天野さん、 
コメントありがとうございます。

足もとが固まっている、または足場ができているという状態についてもう少し定義してみますね。
私の場合、状況が変わってもバランスが崩れずに安定したターンをしてきた場合に「足場ができている」と言っています。
これは体ががっちりと固定されているという状態とは異なります。
整地された程よくしまった斜面であれば体をある一定の姿勢にはめてしまうことで非常にバランスが安定し強い滑りが可能になります。
しかし不整地でこれをやった場合、思いがけない外力が加わった時にバランスを簡単に崩す可能性もあります。
しかし外力に対して足首、ひざ、股関節の角度を微調整しながら体全体のバランスを整え続けることができれば、どこでも安定して滑り降りてくることができます。
私はこの状態を「足場ができている」と言っています。

日本のスキー場では整地された斜面やなだらかな斜面が多いですが、ウィスラーにはむしろ不整地や急斜面の方が割合ではずっと多く、それらを楽しもうと滑っている人が多いです。
こういった日本で滑っている人とウィスラーで滑っている人の違いを比較すると先の述べたようなことに気づくわけですね。
例えば見た目はひどいけどちゃんと転ばずに滑ってくるウィスラーの人たち、または見た目はきれいだけどうまく不整地を滑ってこれない人たち、こういう違いです。
これは建物でいうなれば「コンクリートのビル」と「五重塔」の違いだと思います。
前者はがっちりと形にはま&

Reply
Snowboard Dojo Wiz
1/28/2018 05:35:51 pm

前者はがっちりと形にはまっているため、揺れに弱く崩れやすいです。後者は揺れに対して波を打って揺れを吸収するので崩れません。

天野さんは不整地で左右前後にバランスを崩されるようですね。
以下に不整地でのバランス調整を容易にするキーポイントを書いておきます。
上記の記事と重なる部分もありますが、今回はよりシンプルにしてみます。

1.足首を深く曲げ固定
重心を板の中に固定することになり、トー&ヒール側にバランスが崩されそうになっても戻しやすくしておきます。(ひざをトーエッジの上に固定するのと同じ意味です)

2.後ろ足荷重
事前に前からの衝撃を想定して後ろ側に重心を置いておきます。これによって衝撃がきても重心はセンターより前にはいきません。

3.低い姿勢
板と頭の距離が離れるほどバランスの調整に時間が掛かりますが、この距離が短いほどバランスの調整を効率化させることができますね。

以上は技術であり、あくまで足場を強くするための準備にすぎません。
上記したように、本当に足場を強くしたい場合は体の各関節が状況に応じて角度を微調整しながら滑れることが重要です。
これは技術というよりも人間の本来持っている感覚を引き出すということに近いです。
上の3つのキーポイントを抑えた上で、いろんな斜面をどんどん積極的に滑って本当に強い足場を作ってください。
これがウィスラーで滑っている人たちがやっていることです。
技術の前に、まずは「感覚ありき」ですよ。




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